住まいの上手なお手入れ


〜外部仕上げ〜
◆屋根◆
屋根用化粧スレート葺き


4〜6年ごと

15〜30年くらいで全面葺き替えを
検討

色あせ、色落ち、錆、ずれ、割れ
日常的な手入れを必要としませんが、台風や強風の後は浮き上がったり、
ガタついているところがないか点検しましょう。
金属板葺き(瓦棒葺き)


2〜3年ごと

10〜15年くらいで全面葺き替
えを検討

色あせ、色落ち、浮き、錆
屋根にゴミや枯れ葉がたまった状態で放置すると、水はけが悪くなり、
雨漏りや錆の原因となりますので、注意しましょう。
瓦葺き


5〜6年ごと

20〜30年くらいで全面葺き替えを検討

ずれ、割れ
特に日常的な手入れを必要としませんが、地震、台風、年月の経過などでずれを生じてくることがあります。
定期的に専門業者に依頼して点検しましょう。
雨どい


2〜3年ごと

7〜8年くらいで全面取り替えを検討

つまり、はずれ、ひび
雨樋にたまったゴミ、枯れ葉、ほこりなどは日常気がついた
時に取り除くようにすることとともに、年に2〜3回定期的に
掃除しましょう。
◆外壁◆
サイディング壁(窯業系)

3〜4年ごと

15〜20年くらいで全面補修を検討

色あせ、色落ち、シーリングの劣化、汚れ、割れ
モルタル壁

2〜3年ごと

15〜20年くらいで全面補修を検討

色あせ、色落ち、はがれ、汚れ、割れ
ほとんどの素材が何らかの加工を施したモノなので、汚れた場合は、素材を傷つけない程度の硬さのブラシやモップで水洗いします。
タイル貼り壁

2〜3年ごと

15〜20年くらいで全面取り替えを検討

はがれ、汚れ、割れ
汚れた場合は素材をきづつけない程度の硬さのブラシやモップで水洗いします。
金属板・サイディング壁(金属系)

2〜3年ごと(3〜5年ごとに塗り替え)

15〜20年くらいで全面補修を検討

さび、変形、ゆるみ、汚れ
吸収性が低いので、少々の汚れであれば手軽に水洗いして落とせます。この際、表面に傷などがつくと錆などの原因となりますので注意しましょう。
板張り

2〜3年ごと(3〜5年ごとに塗り替え)

15〜20年くらいで全面補修を検討

色あせ、色落ち、隙間、反り、腐朽、割れ
オイルステインはしみ込む性質があり、被膜が弱いため、日光や雨の当たる場所では色あせ・色落ちが早く起こります、塗り替えは頻繁に行いましょう。
〜内部仕上げ〜
◆床◆
フローリング

随時

状況に応じて

きしみ、反り、汚れ
木材は重い家具などの充填が一店に集中すると、その部分がへこんでしまいます。また、木質床材の表面塗装はモノの移動による摩擦で傷がつくことがありますので、椅子の足にゴムキャップやフェルトなどをつけ、ピアノなど重いものの脚部には小さな板等を敷き、重量を分散させるようにしましょう。
たたみ

1〜2年ごとに本格的クリーニング

6〜10年で敷き替えを検討

凹凸、ダニ、変色、汚れ
◆壁◆
クロス壁

随時

状況に応じて検討

カビ、はがれ、汚れ
普段は表面の汚れをはたき、掃除機などでむらなく掃除します。普段から汚さないように心がけ、市販の防水スプレーを撒布するなど工夫する事も一案です。
板張り壁

随時

状況に応じて検討

浮き、はがれ、変色、汚れ、割れ
化粧合板などには、極力直射日光を当てないようにしましょう。変色やはがれの原因になります。また、シールやテープを貼ることは極力さけましょう。はがす際に表面材も一緒にはがれたり、浮いたりして、はがした後が汚く残ってしまいます。普段は柔らかい布で空拭きするか、化学雑巾で汚れを落としましょう。
◆水回り◆
キッチン

1年ごと

15〜20年で全面取り替えを検討

換気不良、さび、シーリングの劣化、腐食、水汚れ、割れ
1.その日の汚れはその日のうちに落とすのが基本です。
2.排水トラップは生ゴミなどが配水管に入らないよう、また悪臭があがってこないよう
な作りにはなっていますが、油類や野菜屑などは普段から流さないよう注意しまし
ょう。
3.下部などのキャビネットは湿気や臭気がこもりやすいので掃除の際に開放するよう
にしましょう。
4.流し台の天板がメラミンや人造大理石の場合は、直接暑いモノを置いたり、包丁を
使わないようにしましょう。

キッチンと壁の接合部は水が入り込まないようになっていますが、年数が経過すると劣化による剥がれや割れが生じます、放っておくと見えない部分にカビが生え衛生面に支障をきたしますので、早めに市販のシーリング材を使用して補修しましょう。
浴室



(タイル仕上げ)
カビ、シーリングの劣化、タイル等の割れ、排水口のつまり、汚れ
(ユニットバス)
かび、ジョイント部の割れ・すき間、排水口のつまり、汚れ
浴室の床は、石鹸かすや微生物のはっせいによりぬるついてきます。日頃より、床を流し、換気するように心がけましょう。FRP(強化プラスチック)製のユニットバスなどは、研磨剤を使用したり、硬いたわしで手荒く扱うと表面が傷つきます。お掃除はスポンジや軟らかいブラシなどを使用するよう心がけましょう。
トイレ

1年ごと(水漏れはただちに補修)

15〜20年で全面取り替えを検討

悪臭、カビ、換気不良、金属部の青錆、つまり、便器・水洗タンクの水漏れ
悪臭の発生は、封水が少ない、機具がぐらついてすき間が生じているなどの原因が考えられます。各部位を確認しましょう。手洗いタンクは梅雨時や湿気の高い時に結露します。水滴はカビの原因になりますので、こまめにふき取りましょう。
<トイレがつまったら>詰まったとき、あわてて水を流すと便器から水があふれてしまいます。まず、止水栓を止め、ラバーカップを押しつけ勢いよく手前に引きます。1回でダメな場合は数回繰り返しましょう。それでもダメな場合は専門の業者に補修を依頼しましょう。

